インタビュー

地方創生企業「そら」が描くこれからの十勝 -株式会社そらのグループ戦略責任 山中良助-

北海道十勝、豊穣の大地が生んだ一期一会の対話。地方創生を牽引する企業「そら」。今回は、メガバンクからアメフト繋がりで十勝を訪れ、そのまま「そら」に入社するという稀有な移住を果たした山中良助さんが主人公です。とにかく“異色”三昧の素顔に迫ります。(取材:三浦豪 / 記事・写真:スマヒロ編集部)

インタビュアー

三浦 豪 | みうら ごう
株式会社dandan 代表取締役 | PwCの戦略コンサルティングチームStrategy&、ベンチャーキャピタルの Reapraグループを経て、2021年に株式会社dandanを創業。人や組織は「だんだん」変容するというコンセプトで、企業研修や経営支援、コンサルティングを行っている。

三浦豪 × 山中良助さん

2020年4月、縁もゆかりもない十勝・帯広で元野村證券の米田健史さん、水野彰吾さんと元日本生命の林佑太さんらが立ち上げたのが地方創生ベンチャー「株式会社そら」です。今回の主役は、銀行員からのアメフト部のコーチという異色の経歴の持ち主である、そらのグループ戦略責任者、山中さんにお話を伺います。

プロフィール

山中 良助 | やまなか りょうすけ
愛知県豊橋市出身。京都大学卒業。在学中は4年間アメフトに打ち込む。卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入行し、4年半勤めたのち、母校・京大でアメフト部のコーチとして3年3カ月の間、チームの育成に全力を注ぐという異色の経歴。その後、共通の知人の縁で株式会社「そら」に入社。現在はそらのグループ戦略責任者として、多岐にわたる業務に携わる。

アメフトに打ち込んだ青春

三浦 あらためて、今日はよろしくお願いします。山中さんの人となりをいろいろお伺いできればと思っています。京都大学のご出身ということですが、もともと勉強は得意だったんですか?

山中 課題などはちゃんと出すタイプの子どもでした。頑張ったら良い成績が取れそうだなと思うと頑張れるところもあって、学校での成績は悪くなかったと思います。
男4人兄弟の三男なのですが、兄よりも良い成績を取ろうという部分は幼い頃からあったのかもしれません。

京都大学には1年浪人して入ったのですが、現役時代は一橋大学を受けていたんですよ。受験の際に「東京以外の街も見てみたい」と感じ、浪人生活をする中で「歴史のある街がいいな」と思って京都大学を選びました。

三浦 なるほど、入学後はどんな学生生活を送っていたんですか?

山中 大学時代はアメフト一本です。小学校では陸上部で、中学校ではテニス部、高校ではバレーボール部と、落ち着きのない感じでしたね。幼い頃から、スポーツで勝ちたいという気持ちを強く持ち育つなかで、アメリカンフットボールであれば日本一を目指せるということに魅力を感じました。当時のアメフト部は、就職活動よりも練習を優先するほど競技に打ち込む選手が多く、お陰様で大学には5年間通いました。

三浦 とても充実した?学生生活ですね。卒業後に銀行を選んだ背景も伺ってもいいですか?

山中 「地方創生」というキーワードにはずっと興味があったんです。浪人時代に、地元の豊橋駅前の予備校に通っていたのですが、「まちなかに人が歩いていない」と感じ、活気のない街をどうしたらよいだろう。そういう思いが漠然とあって、地方創生の気持ちが強くなっていきました。卒業後の進路として受ける業界はばらばらでしたが、「地方で何か貢献ができる会社が良いな」と考えていました。そんな中で、縁あって三菱UFJ銀行に入行することとなりました。

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