インタビュー

「源泉活動」からはじまる営業──“オープンハウスの申し子”が切り拓く新時代のセールス哲学

泥臭さを武器に、未踏の領域へ

「やらされている仕事」ではなく、「誰かの願いを叶える仕事」を──。オープンハウスに新卒入社後、「キャッチセールス(=源泉活動)」という泥臭い現場から頭角を現し、いまやアメリカ不動産投資のセールスで経営者層を納得させるまでに至った男がいます。その名は松本勇次。今まさに、“地方創生ベンチャー”の株式会社そらとオープンハウスが設立した「株式会社かぜ」に合流し、帯広の地で新たな営業革命を巻き起こそうとしている男をインタビュー。

就職活動の本音──「早く出世し、収入を上げたい」

Q:オープンハウスを選ばれた理由は何だったのでしょうか?

松本「正直、最初は「早く偉くなりたい」「年収を上げたい」という欲求が大きかったんです。製薬会社のMRや証券会社など、稼げる業界を探していたのですが、“20代で年収1000万円が狙える”というオープンハウスの話を聞いて、すぐに興味を持ちました。実際に研修や入社前の合宿など“即戦力”として育成する文化は厳しかったですが、理想へ最短距離で行ける可能性を感じ、迷わず飛び込んだんです。」

キャッチセールス3年──“源泉活動”のど真ん中で見えたもの

Q:入社直後から“キャッチセールス”に打ち込んだそうですね

松本「はい。オープンハウスでは“駅前で行き交う人へ声をかける”という営業手法を「源泉活動」と呼び、社員の売上を支える根幹と位置づけています。実は首都圏では月の販売戸数の3分の1は、この源泉活動で達成しているんです。最初は成果が出ず焦りもありましたが、入社3カ月後に都立大学駅前で著名な方に声をかけ、約9000万円の物件契約につながったんです。自分が届けた情報が“欲しい”と思っていた方に当たった瞬間でした。」

Q:泥臭いイメージが強い“キャッチセールス”の魅力とは?

松本「誰もがネットで情報を調べるわけではないんですよね。キャッチセールスは、一見、押し売りっぽく見えてしまいますが、実は“良い物件情報を知らない”方ほど、自分から問い合わせをしないものなのです。だからこそ、こちらが能動的に“良い情報”を届けることに価値があるんです。実際、問い合わせがゼロのマンションを周辺住民への地道な営業で完売させた経験もあります。それらは“足を動かす営業スタイル”に確信をもつきっかけになりました。」

アメリカ不動産投資の挑戦──経営者のハートをつかむ営業スタイル

Q:その後、ウェルスマネジメント部へ異動し、アメリカ不動産投資を扱うことになりましたね?

松本「2019年に異動してからは、年収1500万円以上の経営者や管理職層を相手にアメリカ不動産投資をご提案する仕事をしていました。減価償却や投資メリットなど、かなり専門的な知識が必要で、最初はまったく歯が立たなかったです(笑)。でも、セミナーや、お客様をご紹介いただくために金融機関等へ足しげく通うという点は今までやってきた事の延長線上にあったので、そこが僕の強みになったと感じています

Q:経営者層へ提案するうえで、どんな工夫をされたのでしょうか?

松本「何より「あなたがいるから、この不動産を検討してみたい」と思ってもらうことがゴールだと考えていました。投資商品そのものの価値だけでなく、“松本さんだから買いたい”と思わせられるかどうか。そこに向かう姿勢は、マンション販売でも投資提案でも同じですね

地方創生×不動産投資――“かぜ”で帯広へ飛び立つ理由

Q:地方創生ベンチャー“かぜ”への参画は、どのような流れで決まったのですか?

松本「2023年末、オープンハウスの役員から「帯広に行ってくれないか」と話があったんです。ちょうど今まで培ってきたアメリカ不動産のノウハウと、地方創生ベンチャーの“株式会社そら”が掲げるビジョンを組み合わせて、新しいビジネスモデルをつくろうという動きが進んでいると聞いて。“これは面白い”と思いまして、実際に帯広で「そら」の幹部の方々とお会いするうちに気持ちが固まりました。」

Q:帯広に来てみて、東京とは営業スタイルが違うと感じましたか?

松本「全然違いますね。東京は短期間で意思決定をする方が多いのですが、帯広では“じっくり相手を知り合う”時間のほうが大切だと感じています。でも、僕はもともとキャッチセールスで「相手のもとへ行く」姿勢を培ってきたので、むしろこちらのほうが合っているのではと感じています。足で稼ぎ、丁寧に信頼関係を築く――これは泥臭いですが、地方でこそ活きる営業スタイルだと思います。」

Q:アメリカ不動産投資を地方で広める意義について、どのようにお考えですか?

松本「地方創生には“お金を呼び込む仕組み”が欠かせないと思います。アメリカ不動産で収益を得て、それを地方経済に循環させる。“かぜ”や“そら”が地方で複数の事業を回すなかで資金を投入していく──そうすることで、地域の新たな可能性を切り拓けると信じています。」

足で稼ぎ、心をつかむ──新たな“かぜ”を共に起こしませんか?

転勤族として全国を行き来し、オープンハウスで“キャッチセールス”にどっぷり浸り、さらにアメリカ不動産投資の知識を生かして経営者層に提案を行ってきた松本 勇次さん。「泥臭い」と敬遠されがちな営業スタイルを武器に、いま帯広で“地方創生×不動産投資”の新時代を切り拓こうとしています。

「必要な人へ、必要な情報をこちらから届ける」

この姿勢こそが、“かぜ”に吹き込む新たなエネルギーになるはずです。もしあなたが「本気で誰かの役に立ちたい」「やらされるのではなく、自ら動いて何かを変えたい」と思うなら、ぜひ松本さんと一緒に“かぜ”で新しい未来の扉を開いてみてはいかがでしょうか。

【PROFILE】

【松本 勇次|まつもと ゆうじ】
愛媛県出身。両親の転勤で高知・広島・島根・香川・愛知を経て東京へ。日本大学卒業後、オープンハウスへ新卒入社。首都圏の新築マンション販売で成果をあげる。ウェルス・マネジメント事業部へ異動し、アメリカ不動産投資の提案で経営者層から高い評価を獲得。米国不動産事業のマネージャーとして販売棟数全国1位表彰を2度獲得。2024年1月より「株式会社かぜ」に参画し、帯広で“地方創生×不動産投資”の最前線に挑む。

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