そらの魅力

レバンガ北海道×そら、地域共創協定を締結!バスケがつなぐ十勝の未来

9月9日(火)帯広市の「藤丸パーク」で、株式会社レバンガ北海道(以下、レバンガ北海道)と株式会社そら(以下、そら)が「地域共創に向けた連携協定」を締結しました。登壇したのは、レバンガ北海道の小川嶺会長、折茂武彦社長、そしてそらの米田健史社長の3名です。

会見では「1年以内に十勝管内19市町村すべてに屋外バスケットコートを整備する」という計画が発表され、スポーツを通じた地域振興や次世代育成に大きな期待が寄せられました。

協定締結のきっかけ──出会いから協定へ


小川会長と米田社長が初めて顔を合わせたのは、わずか48日前の7月下旬。共通の知人の紹介を通じて出会った両者は、その後短期間のうちに「十勝を舞台に何ができるか」を議論し合い、スピード感をもってこの度の協定締結へとつなげました。

小川会長は「レバンガ北海道というチーム名の通り、札幌にとどまらず北海道全域で愛される存在を目指したい。その中で十勝とつながることには大きな意味がある」と語ります。

米田社長も「出会ってからの議論は非常に濃く、短期間でここまで形にできたことに大きな可能性を感じている」と振り返り、協力関係の広がりに手応えを示しました。

帯広・十勝にかける思い──3者が語る地域へのビジョン

今回の協定が実現した背景には、3者3様の帯広・十勝への強い思いがありました。

折茂社長は「帯広はレバンガにとって特別な地域です。クラブ創設時に初勝利を挙げ、毎年試合やキャンプも行ってきました。今回、そら様と協力して十勝全域にコートを整備できるのは、まさに夢の実現に近いものです」と語り、地域でスポーツ文化を育てる前向きな思いを語りました。
小川会長は「農業の価値が今後ますます高まる中で、十勝・帯広エリアは必ず活性化していくと確信しています」と述べ、協定から広がるビジョンへの期待を力強く示します。
米田社長もそれに応えるように「十勝には本当に豊かな資源がある。そのポテンシャルをどう事業化して地域の活性化につなげるかを考えてきた」と語り、今回の協定をその実現へ向けた大きな一歩としています。

レバンガ北海道×そら──協定の3つの柱

「レバンガ北海道」と「そら」による地域共創をかかげた協定は、以下の3つの柱を軸に展開されます。

1. 屋外バスケットコートの整備

子どもから大人まで、誰もが気軽に利用できる公共空間を創出します。

2. 地元企業・団体との連携

地域経済の活性化やイベント開催を通じ、地元企業の盛り上げにつなげます。

3. 次世代育成・教育的価値の提供

プロ選手の指導や交流を通じて、子どもたちの夢を育み、学びの機会を広げます。

今回の協定は単なるスポーツ振興にとどまらず、地域経済や企業活動とも結びつく「まちづくり」の重要な取り組みとして位置づけられています。

一年以内に十勝19市町村でバスケットコート整備へ──地域に広がる挑戦

締結後の最初の取り組みとして、屋外バスケットコート(ハーフコート)の整備が掲げられました。

小川会長は「十勝・帯広はバスケットが盛んな地域。若い世代が気軽に楽しめる環境づくりは相性が良い」と述べ、折茂社長も「北海道ではまだ、公園にコートがない地域が多い。子どもたちが安心して遊べる場所を増やしたい」と意義を語りました。

両者は「一年以内に十勝管内19市町村すべてでコートの整備に着手する」と宣言。設置場所については今後、各自治体や地元企業と協議しながら進めていくとしています。

一方、そらはスポーツ振興事業にも取り組んでおり、音更町で「アスリートベース十勝」を設立し、2026年開設を目指す「十勝ボールパークSORA(仮称)」の準備を進めています。今回のレバンガ北海道との協定は、こうした「地域の資源を活かしたスポーツによる共創」をさらに加速させるものです。

コート整備の実現には地元企業との連携が鍵──地域に根ざす仕組みづくり


バスケットコート整備の実現には、地元企業との連携が欠かせません。

事業費は自治体や地元企業との協力を前提に進められます。コートには協賛企業のロゴが掲示され、子どもたちや保護者が「この企業のおかげで楽しめている」と実感できる仕組みを取り入れる予定です。これにより、地域とのつながりや活気を生むとともに、企業の存在感やブランド力の向上にもつながります。

さらに、資金調達の方法としてクラウドファンディングの活用も視野に入れられており、地域住民やサポーターが直接プロジェクトに参加できる可能性も広がっています。

今後の展望──地域共創のモデルへ

今回の協定は、住民にとっては身近なスポーツ環境を、企業にとっては地域との共創の機会を提供するものです。屋外バスケットコートは単なるスポーツ施設にとどまらず、世代や地域を超えた交流の舞台となり、イベント開催や観光誘致にもつながる可能性を秘めています。

「スポーツを通じたまちづくり」は、施設整備やイベント開催を超え、地域経済を動かす力を持ちます。レバンガ北海道が持つ求心力と、そらの事業展開力が組み合わさることで、十勝から全国へ発信できる新しい地域共創モデルが今、形づくられようとしているのです。

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