北海道のふるさと納税で人気が集まっているのが産地直送のチーズです。中でも、日本の生乳（牛乳や乳製品の原料）生産の約２割を担う酪農王国十勝の新鮮な牛乳から作るチーズが人気です。今回は十勝の自慢のおいしいチーズ「十勝野フロマージュ（十勝中札内村）」をご紹介します。※ 2022年度のクラウドファンディングは終了いたしました。たくさんのご支援をいただき、ありがとうございました。
ふるさと納税のチーズ部門で還元率が高い十勝野フロマージュ
ふるさと納税＋チーズで検索すると「還元率ランキング」というタイトルの記事が目立ちます。そもそも、ふるさと納税では2019年6月の制度改正により、各自治体は「返礼品の調達額（返礼率）を寄付金額の3割以下とすること」が義務付けられました。
ところが、その返礼品の市場流通価格が何割かを示すと、３割を超える「お得」な返礼品はまだまだあるんです。
改めて、ふるさと納税でもらえる「チーズ」還元率ランキングベスト10の記事を読むと、必ずと言っていいほど上位に入るのが、酪農王国十勝の新鮮生乳を使い、丁寧に作られたチーズセット「北海道産の生乳使用!濃厚チーズ&バターの詰め合わせセットA」です。
ランキングサイトでは、還元率50%以上と紹介されている、まさに「お得」な返礼品です。このセットに入っているチーズが「十勝野フロマージュ（十勝中札内村）」なんです。
十勝のチーズがおいしい理由は北緯43度に位置するからです
十勝野フロマージュ（十勝中札内村）」を紹介する前に、十勝が酪農王国と呼ばれる所以を説明しましょう。日本の生乳（牛乳やチーズの原料）生産量は約700万トン（年間）ですが、その半分以上の約450万トンが北海道で生産されています。そして、北海道の中でも十勝は約３割を生産する、日本最大級の生乳生産地域なんです。
だからこそ、国内で生産されるナチュラルチーズのうち6割以上が十勝で生産され、「チーズ」と言えば十勝という、知名度のみならず生産量でも圧倒的なシェアを誇っているのです。
食卓の欧米化が進むことで、家庭でのチーズ消費は増えています。さらにはワイン文化が広まることで、「美味しいチーズ」を求める声も高まりました。
酪農王国十勝は、新鮮な生乳を使用したチーズ作りが盛んで、十勝管内にはナチュラルチーズ製造の大規模工場が複数あるほか、独自の技術を持つ中小規模のチーズ工房が数十軒あるなど、北海道内でも最も多い地区となっています。
おいしいチーズを生産できる理由は、原材料が多いからだけではありません。
「おいしいチーズが作れる理由は、十勝が北緯43度に位置するからです」と話すのは、北海道が大好きな都内在住のワインソムリエAさん。
チーズづくりが盛んなヨーロッパの地域は、冷涼で乳製品にとって最高の環境と言われています。その地域が北緯40～55度に位置しているからだそうです。
おいしい理由は他にもあります。十勝はチーズ作りに適した気候だけでなく、チーズ作りに大切なきれいでおいしい水が揃うからです。十勝には清流と言われる十勝川、札内川、歴舟川が流れ、おいしいチーズに欠かせない、おいしい水が豊富なのです。
十勝のチーズは、生産量もさることながら、チーズをおいしくさせる条件が揃った上で生産しているからこそ、消費者を納得させる品質の商品を送り出すことでブランド価値を高めてきたのです。
ふるさと納税で人気のチーズ「十勝野フロマージュ」とは
十勝のチーズがおいしい理由をお伝えしたところで、「十勝野フロマージュ」をご紹介しましょう。
十勝野フロマージュは「おいしい水を飲んで育った牛のミルクなら、良質のチーズが作れる」との確信のもと、2000年10月、中札内村に工房がオープン。工房では、指定牧場の新鮮で良質な絞りたて生乳だけを使い、チーズ独特の臭みを抑えた上質で上品な味わいのチーズを作り続けています。
十勝野フロマージュをおいしいチーズ工房に押し上げた商品が「おいしいカマンベール」です。
カマンベールの本場、フランス・ノルマンディー地方で、伝統的な製法を研究して造り上げた一品で、コクとまろやかさとフランス伝統の味を再現しつつ、十勝の気候・風土で「日本人が楽しめる味」に仕上げました。
2008年の洞爺湖サミットで提供されたことで「十勝野フロマージュ」は、一躍その名を馳せる事になります。
その後、数々のヒット商品を世に送りだす十勝野フロマージュですが、不動の人気商品「おいしいカマンベール」に続いたのが、田楽みそ漬けカマンベールです。自社製カマンベールを十勝産田楽味噌につけこんだ珍しい商品です。味噌とチーズの相性は意外にもよく、甘口の田楽みそがチーズを優しく包み込み、口当たりがとてもよく、お酒のおつまみにも、ご飯のおかずにもなる乙な一品です。この意外性からか、今では人気商品の２位となったそうです。
続いて３位は、十勝産生乳とクリームで作った「クリームチーズ」です。上品な風味に加え、優しい酸味となめらかさが特徴で、パンやクラッカーに塗ったり、わさび醤油とも良く合います。オールジャパンナチュラルチーズコンテストで「優秀賞」を受賞しました。
そのほか、なめらかな舌触り、香りゆたかでコクのあるひと味もふた味も違う自慢のこだわりのバターや、十勝でみつけた、フランスの食卓「十勝アリゴ」も忘れてはいけません。驚きの、のび。新食感！と表現されるアリゴは、フランスの中部、オーベルニュ地方の郷土料理です。マッシュポテトにチーズを練り込んだこの料理は、肉料理の付け合わせとして古くから親しまれてきました。
日本最大の酪農王国で育った十勝野フロマージュのチーズはいかがでしたでしょうか。中札内村のふるさと納税には、十勝野フロマージュの商品が惜しげもなく詰め合わさっています「北海道産の生乳使用!濃厚チーズ&バターの詰め合わせセットAをどうぞご賞味ください。
十勝に”ひと“と”おかね“を呼び込む、そら（SORA）の軌跡を伝えるメディアです。 SORAと関わる十勝（とかち）のあらゆるヒト・モノ・カイシャを発信します
現在、中札内村は地域観光の起爆剤となる、これまで欲しかったけれどなかった施設「十勝エアポートスパ そら」のふるさと納税クラウドファディングを立ち上げ、支援者を募っています。是非一度、プロジェクトをご覧ください。