帯広駅前ビジネスホテル「ふく井ホテル」を事業承継
帯広駅前ビジネスホテル「ふく井ホテル」を事業承継
株式会社そらは、2022年3月1日付けの株式会社ふく井ホテルの100%子会社化に伴い、代表取締役に株式会社そら取締役COOの林を据え、経営・運営していくことになりました。
「ふく井ホテル」ってどんなホテル?
ふく井ホテルは昭和2年に福井元八氏が設立した創業95年の歴史を持つ老舗ビジネスホテルです。帯広駅前から徒歩1分の好立地にありながら、駅前で唯一100%天然モール温泉を源泉かけ流しで堪能することができます。また、内設されているレストラン「バイプレーン」の評価も高く、中でも「朝食」はその日の体調や気分に合わせて4種類から選ぶことができ、朝食を目的に宿泊されるお客様がいるほど多くのファンに支持されています。
「ふく井ホテル」との出会い
前代表の山田勝三は「後継ぎ探し」をしており、その時に私たち株式会社そらとの出会いがありました。
(以下、山田 勝三からの言葉)
「私自身の年齢のことで、会社の将来のことを本格的に考えていた。そのタイミングで『株式会社そら』と出会い、話を交わす中で時代に沿った新しい経営志向と信頼に心が動き、話がまとまりました。そらは、知的でエネルギッシュさを高い次元で持ち合わせており、私も社員達も安心してホテル経営をお任せ出来ると考えています。今後、展開していく数々の革新的な手法により、ふく井ホテルに全国からより多くのお客様を呼び込み、そのお客様の満足度をより高いものにしてくれると確信しています。これからのふく井ホテルにも是非ご注目ください。」
これからの「ふく井ホテル」の方向性 ~温故知新~
先述のとおり、「ふく井ホテル」は、これまでの95年の歴史の中で数多くのファンに愛されてきた施設です。宿泊・レストランともにリピーターの方が過半を占める当施設に求められる第一は、ふく井ホテルファンの方々に、これからも変わらなくお越しいただくことだと思っています。移ろいが早いビジネス界において、二言目には「勇気を持った変革」が求められますが、こと「ふく井ホテル」に関しては「変わらない勇気」が求められている部分も多分にあると考えています。「ふく井ホテル」という名称を変えずに全従業員の雇用も維持し、変わらないサービスを提供していきます。温泉や朝食等を楽しみに来て下さるお客様に、従来通りの喜びを提供することで、「これからも変わらないふく井ホテルが続くという安心感」を提供していきたいと思っています。
ただ、時代に沿って変えるべき点や新しく取り組むべきこともあります。お客様に利便性を感じて頂けるようなサービスのデジタル化や施設の魅力をより多くの人に発信するSNSの活用、各従業員の仕事内容の可視化による生産性の向上等、ふく井ホテルを更に発展させていける余地は大きいと考えています。
また、「グランピングリゾート フェーリエンドルフ」や「REIKUN~十勝冷燻工房~」とのコラボ、いわゆるグループ会社間のシナジー効果を創出していくことは今回の事業承継の大きなテーマの一つです。
ふく井ホテルの上質なモール温泉をフェーリエンドルフで新しく建築される温浴施設(2022年7月営業開始予定)へ運搬・活用したり、ホテルに内設する「バイプレーン」で冷燻製品を取り扱ったり、冷燻新メニューを作ったり等、多くの掛け算を生み出して行けるよう取り組みます。
100年続いたこの老舗ホテルを更に100年先も続くホテルにすべく、温故知新。
守るべきは守り、変えるべきは変え、ふく井ホテルは新たな一歩を踏み出して行きます。
代表取締役CEO 米田 健史
・1986年3月5日生
・北海道大学法学部卒
・2009年4月 野村證券株式会社入社
・入社後、錦糸町支店に配属。2年半の勤務を経て人事部付で新卒採用業務に携わる。2012年より横浜支店で2年間勤務し、2014年より4年間組合専従。2016年の夏からの2年間は執行委員長を務める。執行委員長の任期満了に伴い、「自身が最も好きなとかち帯広で、地域に貢献できる仕事がしたい」と会社に希望を伝える。
・2018年9月 とかち帯広営業所に配属
・2020年3月 野村證券株式会社を退社
・2020年4月 株式会社そらを設立