十勝サウナの正しい入り方をご存知でしょうか。今回は、サウナ大好きカーリング男子、元日本代表が体を張ってお伝えします。それでは、いきますよ!明日すぐに整う!サウナの作法!ビバッ!サウナー!です。
サウナの正しい入り方を知る前に、カーリング男子 元日本代表が整った「十勝エアポートスパ そら」について
列島が沸くサッカーワールドカップは、早朝観戦が多く、応援で汗をかいたあとは出社前の「サウナ」で決まり!北海道十勝は「サ国」と呼ばれるほどサウナがいっぱい。2022年7月にオープンした十勝中札内村にある「十勝エアポートスパ そら」をご紹介しましょう。
場所は、とかち帯広空港から車で約15分にあるグランピングリゾート「フェーリエンドルフ」内にあります。
「十勝エアポートスパ そら」は、温泉・スパ施設で、エアポートと名が付くとおり、空港から車で15分の好アクセス。泉質は「美人の湯」とも言われるモール温泉です。帯広駅前唯一の源泉かけ流しモール温泉「ふく井ホテル」の温泉から毎日運ばれています。
そんなスパにあるサウナ。男女異なるコンセプトの本格的なフィンランド式で、北海道の東側では初のHARVIA製のサウナストーブが設置され、女性用のサウナ室にはオートロウリュを搭載しています。
ここがすごいぞ!「十勝エアポートスパ そら」のサウナ①
男女異なるコンセプトの本格的なフィンランド式で、『メディテーションサウナ』と『セルフロウリュサウナ』の2つのサウナ室を揃え、女湯にはオートロウリュ搭載の2つのサウナストーブを設置。北海道の東側(道東)初のHARVIA製のサウナストーブと女性用のサウナ室はオートロウリュを搭載。
メディテーションサウナ
セルフロウリュサウナ
HARVIA製のサウナストーブ
ここがすごいぞ!「十勝エアポートスパ そら」のサウナ②
十勝平野の森の中に広がる広々、外気浴スペースには、そのまま寝転ぶこともできる人工芝生が敷き詰められ、大自然の中で心ゆくまでリラックス。運が良ければ、エゾシカ、エゾリス、フクロウにも会えるかも!?夜は天然のプラネタリウムを眺めながら入浴(外気浴)でき、水風呂は飲めるほどきれいな天然水が出ています。
自慢のサウナは、水曜どうでしょうの藤村D曰く「整うどころじゃない。1回でここまで最高の気分になるサウナははじめて」と言わしめるほど。
そんな素敵な「十勝エアポートスパ そら」を訪れたのは、人生の夢を追い、公務員を辞めて、カーリング選手となった大野福公さん。これまで、大野選手は日本選手権で優勝後、世界選手権3度出場、クラブチーム所属3シーズンを経験する現役のカーリング選手です。
「カーリングの本場、カナダや北欧の選手たちからサウナの良さを何度も聞いてきました。長野県軽井沢のチームに所属していた頃も、練習後のサウナでさらに体を絞っていました。十勝に戻ってからは体のメンテナンスや心を癒すためにサウナで整っています」(大野選手)
それでは、カーリング男子 元日本代表でマッチョなサウナー大野選手のサウナの作法をお送りいたします。
カーリング男子 元日本代表 大野福公さん
サウナの正しい入り方①「水分補給をする」
当然ですが、サウナではたくさん汗をかきます。脱水症状を引き起こさないためにも、入る前にしっかりと水分補給をしておきましょう。北海道は寒いので汗もかかないし、喉も乾いていないと思っていても、そもそも「喉が渇いた」と感じた時は、すでに脱水が始まっている証拠です。少なくとも入浴前に一杯程度の水分を摂取してくださいね。
サウナの正しい入り方②「頭と身体をよく洗う」
これも当たり前ですね。サウナに入る前は必ず、洗い場でしっかりと頭髪や身体を洗って、汚れを落としましょう。「朝、シャワー浴びたし、今日は動いていないから汗かいてない」という方もいるでしょうが洗ってください。
他の利用者の方に対するエチケットです。きちんと洗って気持ちよく入りましょう。例えば、汚れを落とさず、皮脂が詰まっている状態だと汗をかきにくいというデメリットもあり、サウナで効率よく整いたい方は、是非とも洗いましょう。ちなみに、サウナの熱気で髪の毛がダメージを受けることもあるので、洗髪の際にはトリートメントをしてから入るとなおよしです。ちなみに、大野選手は洗髪後は左腕から洗うそうです。
サウナの正しい入り方③「入浴して身体を温める」(約5分)
サウナは身体を温め、汗を出すことで効果を得ます。そのため、あらかじめ温めておくことで発汗やそれに伴うデトックス効果を短時間で引き出すことができるのです。特に冬場や気温の低い北海道では、シャワーだけではなかなか身体が温まりません。しっかりと湯船、できれば温泉に浸かってからサウナに入ることをおすすめします。
大野さんのおすすめは「サウナ前に42℃前後の湯船に5分ほど浸かり、湯船の外で少し休憩を挟み、その間に体の水滴をとって入る、もしくは再度水分補給ができればなお◎。気をつけてほしいのは、休憩や水分再補給の際に身体の温度をできるだけ下げないこと」。
サウナの正しい入り方④「サウナに入る」(約6~12分)
準備は良いですか?サウナの正しい入り方①〜③のあとは、Let’s!サウナです。サウナに入っている間は6~12分が目安とされています。ただし、慣れるまでは息苦しさを感じたりもするので最初は5分ほどでも構いません。
ここでの注意点はサウナの正しい入り方③で学んだ「身体の水滴をとる」です。身体が濡れたままサウナに入ると身体の表面の水分が一気に高温となり、身体の芯まで暖まる前に身体の表面温度が上がりすぎてしまい、適正な時間、サウナルームに入っていられなくなるからです。同じように、サウナルームの座る位置が高いと体感温度も上がるため、座った位置が「熱いなあ」と感じたら下段に移動しましょう。
サウナの正しい入り方⑤「水風呂に入る」(約1~2分)
サウナで身体が温まり、しっかりと汗をかいたあとは、水風呂で身体を冷やします。ここでの注意点は、熱くて、すぐに水風呂に入りたい気持ちを抑え、サウナでかいた汗をしっかりと洗い流して入浴するのがマナーです。
また、水風呂に入浴する際も、いきなり入ると身体が驚いてしまうので、心臓から遠い足からゆっくりと入りましょう。水風呂に浸かる目安は1~2分ほどです。
サウナの正しい入り方⑥「外気浴」(約5~10分)
サウナで身体の芯まで温まり、汗をいっぱいかいた後、水風呂で少し冷ましたら、いよいよ外気浴です。そして、このときはじめて「整う(ととのう)」を感じることができるのです。
「十勝エアポートスパ そら」には、大自然が目の前に広がり、寝転ぶこともできる人工芝が敷き詰められた外気浴スペースがあります。外気浴スペースには寝湯(寝ころび湯)や露天風呂もあり、水風呂で冷やしすぎた身体を少し温めなおすこともできます。
外気浴の目安は5~10分ほどです。「十勝エアポートスパ そら」は、椅子や寝転んでリラックスできるベンチも揃い、まさに「ととのう」ための施設です。
「火照った身体に水風呂の水が染み込み、そこに外気浴の涼しい風が通ると、頭のてっぺんからぼんやりと気持ちよさが抜けるのを感じられるはずです。僕のおすすめは、人工芝に大の字に寝転び、十勝晴れの高い青空を眺めることです。夜だと天然のプラネタリウムが観れるので、一度体感すると病みつきになりますよ」(大野選手)
サウナの正しい入り方⑦「③〜⑤を3回繰り返す」
水風呂や外気浴を終えたら、再びサウナへ。「サウナに入る→水風呂に浸かる→外気浴で休憩」を3回ほど繰り返しましょう。 温冷の差を交互に味わうことで、身体の血流の循環を促進し、疲労回復効果をもたらします。ここでの注意点は、外気浴のあとに、かけ湯をして体を洗い流すこと。そして、水滴をしっかりと拭き、タオルを絞り、サウナルームに戻りましょう。
サウナの正しい入り方 番外編「ととのうとは?」
サウナが流行する昨今、よく聞くのが「ととのう(整う)」でしょう。「ととのう」とは、サウナの正しい入り方⑤「外気浴」で説明した通り、外気浴の際に心身ともに整うことで感じる快感のことです。3回、快感を繰り返すうちに頭が真っ白になり、瞑想状態になる人もいるほどです。それはまさに「天国」と表現する人もいるほどです。専門家に聞けば、「温冷の差がストレス緩和効果をもたらすオキシトシンや、幸福感をもたらすβ-エンドルフィン、幸せホルモンの代表格であり、自律神経を整えて精神を安定させるセロトニンなどが分泌されるからですね」とのこと。
サウナの正しい入り方 番外編「サウナの歴史」
一説には、サウナの起源は2000年以上前のフィンランドと言われています。スモーク部屋が、いつのまにか沐浴する場所へと変わっていったそうです。そして、サウナが国際的に注目されたのが1936年のベルリンオリンピック。フィンランドチームがサウナを持ち込んだことで、他国の参加選手がそれぞれの国に持ち帰ったことで広がりました。日本では、1950年代に持ち込まれたそうですが、全国的に流行ったのは1964年の東京オリンピック時からです。
いかがでしたでしょうか。カーリング男子 元日本代表の大野福公さんのマッチョなサウナの正しい入り方。今回は、大野さんのマッチョ姿ばかりに目がいってしまいましたが、今後は大野さんのカーリングについて熱く語るインタビュー記事も掲載するのでお楽しみに。
また、「十勝エアポートスパ そら」は、中札内村が主催する「ふるさと納税型クラウドファンディング」で、施設維持のための支援を求めています。
ふるさと納税期間は2022年12月末までです。多くの返礼品もありますので、是非ともご支援のほどをよろしくお願いいたします。
INFORMATION
大野さんをもっと知りたい人は、毎週日曜 21:30〜生配信「カーリング情報をお届け」YouTubeチャンネル「大福CurlingTV🥌大野福公(カーリング)」をどうぞ。