今だからこそ“雇用の創出”を
前記事で、株式会社そらは、貸別荘コテージ&グランピングリゾート「フェーリエンドルフ」の経営について述べました。
グランピングリゾート(旧:中札内農村休暇村) フェーリエンドルフは、北海道十勝・中札内村にある、森に囲まれたグランピングリゾートです。「全棟暖炉付き、かつ、グラマラスな内装で思わず写真を撮りたくなる屋内空間」と「全棟屋根付きウッドデッキ完備で手ぶらBBQができるプライベート屋外空間」の2種類のグランピングをお楽しみいただけます。
コロナ禍においての観光業は、世の中的には最も打撃を受ける産業というイメージがあるかもしれません。
確かに、GoToトラベル事業による恩恵は受けたものの、その中断や方針の二転三転による影響は売上の不安定さに直結し、雇用や仕入れの先読みは非常に難しいと感じます。ですが、今春(4月)にフェーリエンドルフのリニューアルオープンを控えている私たちは、こんな時だからこそ積極的な雇用創出に取り組んでいます。
仲間とともに築き上げる未来
弊社を設立して今月(2021年2月)で10か月が経ちますが、経営陣を含め現在26名体制となりました。本当に有難いことに、私たちが発信するSNS(主にTwitter)経由での応募がほとんどです。
一人一人が、(株)そらに本当に興味を持って、強い意志を持ち心のこもったDMを送ってくださります。その志は私たち経営陣にも劣らないほど、夢と希望に満ち溢れたものです。
テレビをつければ、一日の感染者数や失業者数が嫌でも情報として毎日入ってきます。暗いニュースばかり、と気が滅入る瞬間もありますが、一方で、私たちの理念とこれからの取り組みに興味を持ち、共感し、共に取り組んでくれる人たちと出会えるこの世の中、この時代は、決して悪いものではありません。
大企業(JALスカイ札幌様)からの出向社員を迎え入れる
今まさにリニューアル準備期間中ですが、新入社員同士が切磋琢磨しながら、また信頼関係を築き上げながら、高いモチベーションでそれぞれの業務に積極的に取り組む姿が見られます。それは、私たちがさらに高みを目指す励みにもなっています。
そんな中ご縁があり、2021年3月より、6か月~1年間(期間更新)で、JAL(日本航空)グループの「株式会社JALスカイ札幌」様より、現在新千歳空港で勤務しているグランドスタッフ3名を出向の形で受け入れることとなりました。
コロナの影響は、航空会社には本当に大きな打撃であり、多くの優秀な人材が本来の職務を担えない状況にあるというニュースを度々耳にします。しかし私たちにとっては、このような環境だからこそ、“おもてなしプロフェッショナル人材”をフェーリエンドルフに迎え入れることができます。新たに加わる3名の方々には、主にフロント業務等のお客様サービスに従事していただく予定となっています。
この度の出向スタッフ3名の選出は社内での応募制だったそうですが、定員を超える応募があったと伺い、とても嬉しく思いました。これまでとは全く違う環境の中で、行う業務も異なります。その中で、彼女たちにとっても、有意義で、記憶に残る時間を過ごしていただきたいなと思っています。
私たちにとっても、「見て学ぶ、聞いて学ぶ、真似て学ぶ」を徹底することで、従業員一人一人が接客のスキルアップを図る機会になることでしょう。それはフェーリエンドルフ全体のサービス向上にも大きく資するものと確信しております。
コロナの時代だからこそ叶う出会い。積むことのできる経験。一つ一つに感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも常に前進を心掛け、多くの方に愛されるフェーリエンドルフを創り上げてまいります。
代表取締役CEO 米田 健史
・1986年3月5日生
・北海道大学法学部卒
・2009年4月 野村證券株式会社入社
・入社後、錦糸町支店に配属。2年半の勤務を経て人事部付で新卒採用業務に携わる。2012年より横浜支店で2年間勤務し、2014年より4年間組合専従。2016年の夏からの2年間は執行委員長を務める。執行委員長の任期満了に伴い、「自身が最も好きなとかち帯広で、地域に貢献できる仕事がしたい」と会社に希望を伝える。
・2018年9月 とかち帯広営業所に配属
・2020年3月 野村證券株式会社を退社
・2020年4月 株式会社そらを設立