株式会社そらは、2023年1月末で閉店する藤丸百貨店の閉店セールを盛り上げるため、「十勝エアポートスパ そら」の入浴回数券(10回分/3,000円)1万セット(3,000万円分)を無償提供することを決定しました。
無償提供を受けた藤丸は、12月24日から3,000円で販売。売上はすべて利益となります。入浴回数券(10枚綴り3,000円 有効期限2032年6月30日まで)は、藤丸1階のエレベータ横で購入できます。
藤丸のように長く愛されるため、入浴回数券の有効期限は10年
今回の協賛について、そらの米田社長は「十勝のシンボルである藤丸百貨店が閉店セールを無事に終えて、新たなスタートを切るためには、この閉店セールでできる限りの売上を作ることが必要不可欠です。藤丸からスポンサーとしての打診を頂いた時から、このような形での藤丸への協賛を構想し、十勝の皆様に長く親しんでもらいたいという想いから、10枚綴り3,000円、有効期限を10年という長期間にした回数券を発行しました」と想いを語りました。
また、7月に営業開始した「十勝エアポートスパ そら」の入浴券は、通常1回1,000円ですが、オープン記念として10枚綴りの回数券を購入した場合、年内限定で3,000円(10回分/実質1回300円)という価格で提供。2023年1月からは8,000円に引き上げる予定でした。
ところが、今回の藤丸協賛に併せて2023年1月31日までに延長。2月1日から8,000円で販売します。購入は、ふく井ホテル、エアポートスパ、フェーリエンドルフ、オンラインでも可能。
藤丸百貨店の再建については、2022年12月5日、帯広日産自動車の持ち株会社「村松HD(帯広市、村松一樹社長)」と株式会社そらの2社による新会社設立を発表。同時に藤丸再建のスポンサーを受託したことも正式に表明していました。
米田社長は発表の際に「私は、当初求められた役割を遂行することに全力を注ぎます。目下、力を注ぐのは1月末の閉店に向けてどのように着地させるかです。この記事をお読みいただいている皆さまには、まずは現藤丸が行っている閉店セールを全力で応援して頂きたいです」と閉店セールの完遂に力を注ぐことを約束。今回の無償提供から、米田社長の本気度が受け取れます。
「十勝エアポートスパ そら」
一方、「十勝エアポートスパ そら」は、十勝でゆっくり過ごすことで、「本当の十勝を知り、好きになってほしい」という想いから建設された中札内村初の温泉施設です。
建設に踏み切った当時の米田社長も「中札内村を訪れた方から『美しい景色と美味しい食。さらに空港からも近い。こんなとこに、温泉があったら最高ですね』と寄せられた声を聞き、実現しようと思ったのがきっかけです。温泉が出来上がることで、十勝により多くの人々を呼び込むことにつながると考えています」
と語っていました。
中札内村と実施している「十勝エアポートスパ そら」のプロジェクト(ふるさと納税型クラウドファンディング)では、2,500名を超える支援者が集まっており、地元だけでなく全国からの期待が高いことがうかがえます。
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取材・文/北川宏(SUMAHIRO.COM 編集長)