都会の喧騒を離れ、大自然の中でリラックスしたいと思ったら、フェーリエンドルフへ足を運んでみてはいかがでしょうか。グランピングリゾートで、贅沢な設備と自然が調和した空間で、素晴らしい休暇を過ごすことができます。木々が織りなす美しい景色を眺めながら、新鮮な空気を吸って、日常から解放された時間を楽しんでみませんか。今回はフォレストキーパー(森の番人)が最適な過ごし方をご案内します。
DAY1-とかち帯広空港からレンタカーで15分のドライブ
こんにちは。フォレストキーパー(森の番人)の長谷川です。森の中に住み、森と会話をしながら気づいたことを改善しています。とかち帯広空港から車で15分。美しいパッチワーク模様がどこまでも続く十勝平野の中に広がる森の中にあるグランピングリゾート「フェーリエンドルフ」をご案内いたします。僕については以下の記事をご覧ください。
東京ドーム25個分のフェーリエンドルフに到着
ここが、平野の中に突如としてあらわれる森の中のグランピングリゾート「フェーリエンドルフ」。看板がわかりづらいので、気をつけてお越しください。フェーリエンドルフは、北海道十勝・中札内村にある、森に囲まれたグランピングリゾートです。北海道十勝に広がる田園風景、地平線まで続く畑の中に現れるおとぎばなしのような森に入ると東京ドーム25個分のリゾート施設が広がります。
「フェーリエン」とはドイツ語で「休暇」を意味し、ドルフは「村」。つまり休暇をとるための村をモチーフとしたリゾートです。どうですか、樹齢50年を超える自然林に囲まれたフェーリエンドルフ。ドイツのクワハウス(温泉保養地)をモデルにした農村休暇村です。
ドイツの建築家ヴォルフガング・ヴォンディッシュが本国ドイツの北ヘッセンの民家をモデルにした一棟貸コテージがカラマツの森の中にゆとりある間隔で建ち並びます。例えるなら、グリム童話の森の中に佇む村でしょう。村へと一歩足を踏み入れれば、古き良きヨーロッパの雰囲気と木のぬくもりを感じられますよ。
受付棟はハーフティンバー様式
どうですか?こちらが受付棟です。みなさん、「ハーフティンバー様式」という西洋建築をご存じでしょうか。柱や梁(はり)などの骨組みを外にむき出しにし、その間に煉瓦や土、石を壁とする西洋木造建築の様式のことです。 ※チェックインは15:00〜となっています
ランチは「Café Dinkels」で十勝バーガー!
2023年4月にリニューアルしたカフェ・ディンケルスはドイツの田舎をイメージしたカフェです。十勝産の食材をふんだんに使用した、ここでしか食べられないメニューを豊富にご用意。中でも「十勝クラシック(ハンバーガー)」は施設内の冷燻工房で作ったベーコンや十勝産牛を挟んだハンバーガーです。森の番人も2日に1回は食べていますが、飽きないんです。※営業時間11:30〜14:30(L.O 14:00)水曜定休
グランピングかヴィンテージコテージか散策か
森の中で食べるランチはいかがでしたでしょうか。お腹が満たされたらチェックインして宿泊施設に向かいましょう。本日、あなたが泊まるのは森の中のグランピングテント?それともグリム童話のコテージ?その前に、少し散策も良いでしょう。ポニーや朝採れ卵を生んでくれる鶏など、森の中で動物と触れあったり、外カフェでまったりもいいですよね。僕はいつも外カフェで森の木々と会話しています。ちょっと怖いですよねw
ヨーロッパ製コットンテント
グランピングテントを選んだ皆さん。ここは、ドイツの優雅な休暇村がひっそりと佇むカラマツの森の芝生広がるグランピングサイト。ヨーロッパ製のコットンテントや天候に左右されないほど頑丈なドーム型テントが並びます。室内には薪ストーブを完備、365日、こだわりの空間で快適に過ごせます。各テント前のタープ下にはバーベキューテラス(ダイニングテーブルとBBQセット)が揃うほか、キャンプに必要なコンロ、炭、食器、すべてを備えているため、初心者や女性だけでも手ぶらで贅沢な本格的キャンプが楽しめますよ。
ドイツ様式のヴィンテージコテージ
コテージを選んだ皆さん。歴史あるドイツ様式のコテージは、100㎡の広々とした間取りで、全棟暖炉付き、こだわりの家具や食器が揃います。寝室には英国王室御用達のスランバーランド製のベッドをご用意、キッチン、シャワールームなど、水回りもしっかりと整備されています。
また、大きな窓から繋がるウッドデッキはBBQグリルなどを完備した完全プライベート空間のバーベキューテラスで、家族や知人らと、森の中のドイツ民家でたまの休暇を過ごしてはいかがでしょう。
夕食の前にモール温泉とサウナで癒やされましょう
休憩はいかでしたか?森と会話できましたか?ここはリスのほうが優先なので、できるだけゆっくり歩いてくださいね。
それでは「他にはないグランピングリゾート」の極め付けへとご案内します。こちらは2022年7月にオープンした「十勝エアポートスパ そら」。
新たに完成した温泉・スパ施設です。泉質は「美人の湯」とも言われるモール温泉。帯広駅前唯一の源泉かけ流しモール温泉で有名な「ふく井ホテル」の温泉を毎日運んできているんです。
スパ施設は、男女異なるコンセプトの本格的なフィンランド式サウナ、広々とした外気浴スペースも揃い、大自然の中で心ゆくまでリラックスできる最強のスパ施設。
建物は内外装ともに神殿をイメージした開放的な空間が特徴。露天風呂には寝湯があり、夜は星を眺めながら入浴できます。シャンプー類だけでなく、バスタオルやフェイスタオル、化粧水類も完備されており、すべて無料で利用できちゃいます。
男湯には、『メディテーションサウナ』と『セルフロウリュサウナ』の2つのサウナ室を揃え、女湯にはオートロウリュ搭載の2つのサウナストーブを設置したサウナがひとつ。サウナ室からはフェーリエンドルフに広がる森を望めます。元カーリング男子日本代表がサウナの正しい入り方を教えてくれていますので以下の記事をご覧ください。
露天風呂から続く外気浴スペースは、そのまま寝転ぶこともできる人工芝生が敷き詰められ、水風呂は飲めるほどきれいな天然水が出るなど、こだわりがたくさん。
自慢のサウナは、水曜どうでしょうの藤村D曰く「整うどころじゃない。1回でここまで最高の気分になるサウナははじめて」と言わしめるほど。サウナを大絶賛した水曜どうでしょうの藤村Dインタビュー記事は以下をご覧ください。
森の中の焚き火とBBQに言葉はいりません
農業王国と呼ばれる十勝の畑や牧場で採れた新鮮な野菜や肉をご用意しました。十勝産のじゃがいも、たまねぎ、にんじんなどの野菜のほか、中札内村の地鶏、十勝和牛、十勝産の豚肉、中札内村産の高級チーズなどなど、豊富な食材が揃います。
バーベキューコンロは、操作が簡単で、温度も簡単に調整できますよ。まずは、たっぷりの野菜を焼いて、みんなでシェア。十勝地方の野菜は、どれもこれも味が濃く、新鮮。特に、カボチャとトマトは、グリルすると香りが高まって、めちゃくちゃ美味しいですよ。
続いてはお待ちかねのお肉。牛肉は柔らかく、脂身も甘みがあって、最高です。豚肉も、スライスしてグリルすると、ジューシーで味がしっかりとしています。鶏肉も、強火で焼いて、パリパリになった皮が絶品ですよ。
お腹が満たされたら、テント泊の皆さんは焚き火、コテージ泊なら暖炉を囲んで、尽きない話題で盛り上がってください。
上空には、満天の星、目の前にはやすらぎの炎。そしてみなさんを囲い込む森。すべては皆さんをリラックスさせるためのシチュエーションです。今宵はぐっすり眠れること間違いありません。
DAY2-おはようございます。朝採れ卵で朝食と美味しいコーヒーはいかが
おはようございます。昨夜はよく眠れましたか?朝食の前に温泉とサウナに行ったかたは?朝から“ととのえられる”のは、フェーリエンドルフだけかもしれませんよ。リスには会いましたか?けっして餌はあげないでください。フェーリエンドルフは自然の中に、私たち、人間がゲストで休ませてもらう場所です。主役や木々、植物、リスたちです。
昨日の散歩で見た、鶏さんが産んだ朝採れ卵のTKGはいかがでしょう。食べ終えたら、コーヒーを飲みながら今日の予定を立てるのもよいですね。連泊される方、ワーケーションでこられた方は、ゆっくりと流れる森の時間の中で、心を落ち着かせる生活をしてみてはいかがでしょう。十勝・中札内村だけにしかない、グランピングリゾート「フェーリエンドルフ」。先ずはご体験ください。